2026/06/21 08:28

水稲栽培において最も警戒すべき病害のひとつが「いもち病」です。

特に梅雨時期から夏場にかけて発生しやすく、

  • 葉に変な斑点が出ている
  • 葉先が枯れてきた
  • 去年も発生した

という圃場では注意が必要です。

いもち病は発生初期に対応できれば被害を大きく抑えられますが、放置すると収量や品質に大きな影響を与えます。

今回はいもち病の初期症状と防除方法について解説します。


いもち病とは?

いもち病は糸状菌(カビ)が原因となる病害です。

全国の水田で発生し、冷涼で雨が多い条件や、葉色が濃い圃場で発生しやすくなります。

葉だけでなく穂にも感染し、大きな減収につながることがあります。


いもち病の初期症状

葉に小さな斑点が現れる

発病初期は葉に小さな褐色斑点が現れます。

最初は見逃しやすいため、定期的な圃場巡回が重要です。


紡錘形(ぼうすいけい)の病斑になる

症状が進むと中央が灰白色で周囲が褐色の紡錘形病斑になります。

これがいもち病の代表的な症状です。


葉先が枯れ込む

病斑が増えると葉全体が枯れ込み、生育が悪くなります。


いもち病が発生しやすい条件

長雨や曇天

日照不足と高湿度は発病を助長します。

窒素過多

葉色が濃い圃場では発生リスクが高まります。

風通しが悪い

過繁茂の圃場は病気が広がりやすくなります。


いもち病防除のポイント

圃場を定期的に巡回する

週に12回は葉の状態を確認しましょう。

過剰施肥を避ける

窒素肥料の与え過ぎは発病リスクを高めます。

発生初期に防除する

病斑を見つけたら早めに対策することが重要です。


いもち病対策におすすめの農薬

ブラシンフロアブル

いもち病防除の定番剤です。

予防効果と治療効果を兼ね備えており、葉いもちから穂いもちまで幅広く対応できます。

発病初期の散布でも高い効果が期待できるため、多くの生産者に利用されています。

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オリゼメート粒剤

予防散布に適した粒剤タイプの殺菌剤です。

いもち病が発生しやすい地域や、毎年発生が見られる圃場では予防的な使用が効果的です。

使用前には必ず最新の農薬登録内容をご確認ください。

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穂いもちに注意

葉いもちが発生した圃場では、後に穂いもちへ発展する場合があります。

穂いもちが発生すると、

  • 籾の充実不足
  • 白穂の発生
  • 収量低下

につながります。

葉いもちを見つけたら穂いもち対策も意識しましょう。


こんな圃場は特に要注意

  • 毎年いもち病が発生する
  • 葉色が濃い
  • 山間部や風通しの悪い場所
  • 長雨が続いている

これらに当てはまる場合は早めの予防防除がおすすめです。


まとめ

いもち病は水稲栽培における重要病害のひとつです。

発生初期は小さな斑点しか見られませんが、放置すると収量や品質に大きな影響を与えます。

定期的な圃場巡回と適切な農薬による防除で、大切な稲を病気から守りましょう。

アグリッジでは、ブラシンフロアブルやオリゼメート粒剤をはじめとした水稲用殺菌剤を多数取り扱っています。いもち病対策でお困りの際はぜひご相談ください。