2026/06/19 00:00
出穂前に確認したい病害虫対策チェックリスト|収量と品質を守るための重要管理
6月下旬から7月にかけて、水稲は出穂に向けて重要な時期を迎えます。
この時期に病害虫の発生を見逃してしまうと、
収量低下
品質低下
等級の低下
につながる可能性があります。
出穂後に慌てないためにも、出穂前の圃場確認が重要です。
今回は出穂前に確認したい病害虫対策のチェックポイントを紹介します。
なぜ出穂前の確認が重要なのか
出穂前は病害虫防除の重要なタイミングです。
病害虫が増えてから対策するよりも、発生初期に対応した方が効果的です。
また、出穂期は農作業が重なるため、事前準備が欠かせません。
チェック① 葉いもちの発生
水稲で最も注意したい病害のひとつがいもち病です。
特に梅雨時期は発生しやすくなります。
確認ポイント
葉に紡錘形の病斑がある
葉先が枯れ込んでいる
圃場内で発生が広がっている
発生を確認した場合は早めの防除を検討しましょう。
チェック② 紋枯病の発生
高温多湿条件で発生しやすい病害です。
近年は夏の高温化により発生が増加しています。
確認ポイント
株元の葉鞘に褐色病斑
病斑が上位葉へ拡大
過繁茂の圃場
葉色が濃い圃場では特に注意が必要です。
チェック③ カメムシ類の発生
カメムシは斑点米の原因となる重要害虫です。
出穂前から周辺環境を確認しておきましょう。
確認ポイント
畦畔雑草が繁茂している
カメムシの飛来が見られる
周辺で発生情報がある
畦畔管理も重要な対策のひとつです。
チェック④ ウンカ類の発生
ウンカ類は大量発生すると坪枯れの原因になります。
近年も飛来状況によっては大きな被害が発生しています。
確認ポイント
株元に虫がいないか
葉色が部分的に変化していないか
地域の発生予察情報
定期的な観察を心掛けましょう。
チェック⑤ イネツトムシ・コブノメイガ
葉を食害する害虫です。
発生初期であれば防除効果も高くなります。
確認ポイント
葉が巻いている
食害跡が見られる
幼虫が確認できる
チェック⑥ 葉色と生育状況
病害虫だけでなく生育状況も確認しましょう。
確認ポイント
葉色が濃すぎないか
葉色が薄すぎないか
草丈は適正か
倒伏の危険はないか
過剰な窒素は病害発生の原因になります。
出穂前に準備しておきたいもの
出穂期直前になって慌てないように準備を進めましょう。
準備品
殺菌剤
殺虫剤
展着剤
動力噴霧機
防除記録
使用する薬剤の登録内容も事前に確認しておくことが大切です。
出穂前管理のポイント
週1〜2回は圃場巡回する
畦畔も確認する
地域の発生予察を確認する
発生初期に対応する
防除計画を立てる
早期発見・早期防除が基本です。
まとめ
出穂前は病害虫防除の重要な時期です。
葉いもち、紋枯病、カメムシ、ウンカ類などを定期的に確認し、発生初期での対応を心掛けましょう。
適切な病害虫管理は収量だけでなく、お米の品質向上にもつながります。
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