2026/06/18 00:00
穂肥のタイミングを間違えるとどうなる?収量と品質を左右する重要管理
水稲栽培において収量や品質に大きく影響する管理のひとつが「穂肥」です。
しかし、
穂肥はいつ施用すればいい?
早すぎるとどうなる?
遅すぎるとどうなる?
と悩む方も多いのではないでしょうか。
穂肥は適期に施用することで収量向上や品質向上が期待できますが、タイミングを間違えると逆効果になることもあります。
今回は穂肥の役割と適切な施用時期について解説します。
穂肥とは?
穂肥とは、幼穂形成期から出穂前に施用する肥料のことです。
穂の形成や籾数の確保を目的として施用されます。
穂肥によって十分な養分を供給することで、収量アップにつながります。
穂肥の役割
籾数を増やす
穂肥の最大の目的は籾数の確保です。
適切な時期に施用することで、一穂あたりの籾数増加が期待できます。
登熟を助ける
出穂後の養分供給を助け、充実した籾を作ることにつながります。
品質向上
適正な施肥は玄米品質の向上にも役立ちます。
穂肥が早すぎる場合
穂肥を早く施用しすぎると、栄養成長が過剰になります。
起こりやすい問題
葉色が濃くなりすぎる
過繁茂になる
倒伏しやすくなる
病害虫が発生しやすくなる
特にいもち病や紋枯病のリスクが高まることがあります。
穂肥が遅すぎる場合
逆に施用が遅れると十分な効果が得られません。
起こりやすい問題
籾数不足
登熟不良
収量低下
品質低下
せっかく施肥しても収量増加につながりにくくなります。
穂肥のタイミングの目安
一般的には幼穂形成期が穂肥施用の目安になります。
品種によって差がありますが、出穂の18〜25日前頃が目安とされています。
ただし地域や品種によって異なるため、各地域の栽培指針を参考にしましょう。
穂肥前に確認したいポイント
葉色
葉色が濃い場合は施肥量を調整する場合があります。
生育状況
草丈や分げつ数を確認します。
病害虫の発生
病害虫が多発している場合は施肥管理にも注意が必要です。
天候
高温や長雨が予想される場合は生育状況を慎重に判断しましょう。
穂肥で失敗しないためのコツ
出穂予定日を把握する
幼穂形成期を確認する
葉色を観察する
地域の栽培指針を参考にする
一律ではなく圃場ごとに判断する
圃場によって生育差があるため、個別管理が重要です。
近年増えている高温対策との関係
近年は夏場の高温が問題となっています。
過剰施肥は高温障害による品質低下を助長する場合もあります。
収量だけでなく品質も考慮した施肥設計が求められています。
まとめ
穂肥は収量と品質を左右する重要な管理作業です。
早すぎても遅すぎても十分な効果が得られないため、適期施用が重要になります。
出穂予定日や葉色、生育状況を確認しながら適切な穂肥管理を行い、美味しいお米づくりを目指しましょう。
アグリッジでは、水稲用肥料や農業資材を多数取り扱っています。施肥設計や肥料選びでお困りの際はお気軽にご相談ください。
