2026/06/17 00:00

水稲の葉色診断|肥料不足の見分け方と対策

水稲栽培では葉色を見ることで稲の健康状態をある程度判断することができます。

特に6月は分げつが進み、生育差が出始める重要な時期です。

  • 葉色が薄い気がする

  • 生育が周囲より遅い

  • 追肥が必要か判断できない

そんな時は葉色を確認してみましょう。

今回は葉色診断の基本と肥料不足の見分け方について解説します。


なぜ葉色が重要なのか

葉色は稲の栄養状態を表す重要な指標です。

特に窒素の吸収状況が葉色に反映されやすく、葉色が適正であれば健全な生育が期待できます。

葉色が薄すぎても濃すぎても問題が発生する可能性があります。


葉色が薄い場合

窒素不足の可能性

最も多い原因は窒素不足です。

窒素が不足すると葉の緑色が薄くなり、生育も緩慢になります。

主な症状

  • 葉色が淡い緑色

  • 分げつ数が少ない

  • 草丈が伸びない

  • 生育が遅れる


葉色が濃すぎる場合

葉色が濃い場合は窒素過多の可能性があります。

一見順調に見えますが、過剰な窒素は倒伏や病害発生の原因になることがあります。

主な症状

  • 葉色が濃緑色

  • 葉が長く柔らかい

  • 過繁茂になる

  • 倒伏しやすくなる


葉色診断のポイント

圃場全体を見る

一部分だけではなく圃場全体の葉色を確認しましょう。

周辺圃場と比較する

近隣の田んぼと比較すると生育状況が把握しやすくなります。

新しい葉を見る

古い葉ではなく、上位葉を中心に観察することが大切です。


葉色が薄い時の対策

追肥を検討する

生育状況や地域の栽培指針を確認しながら追肥を行います。

水管理を見直す

根の活力が低下していると肥料吸収も悪くなります。

適切な水管理を心掛けましょう。

根の状態を確認する

ガスわきや根傷みが発生していないか確認することも重要です。


6月に確認したいポイント

6月は有効分げつを確保する重要な時期です。

次の項目を定期的に確認しましょう。

  • 葉色

  • 分げつ数

  • 草丈

  • 水管理状況

  • 病害虫の発生

早期に異常を発見できれば収量低下を防ぐことができます。


葉色だけで判断しないことも大切

葉色は重要な判断材料ですが、それだけで施肥量を決めるのは危険です。

品種や地域、天候によって適正な葉色は異なります。

草丈や分げつ数なども含めて総合的に判断しましょう。


まとめ

葉色診断は稲の栄養状態を把握するための基本技術です。

葉色が薄い場合は窒素不足、濃すぎる場合は窒素過多の可能性があります。

6月は分げつ期の重要な時期ですので、定期的に圃場を観察し、適切な管理を行いましょう。

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