2026/06/15 00:00
「しっかり一発除草剤を散布したのに雑草が残った。」
水稲農家からよく聞かれる相談のひとつです。
近年は高性能な一発処理除草剤が数多く販売されていますが、それでも雑草が発生するケースがあります。
実は除草剤の性能だけではなく、散布時期や水管理など様々な要因が関係しています。
今回は一発処理除草剤で雑草が残る主な原因を5つ紹介します。
原因① 散布時期が遅かった
最も多い失敗例が散布タイミングの遅れです。
一発処理除草剤は雑草が小さい時期ほど高い効果を発揮します。
特にノビエは葉齢が進むと効果が低下することがあります。
田植え後の適期を逃さず散布することが重要です。
原因② 水管理が適切でなかった
除草剤の効果は水管理によって大きく左右されます。
よくある失敗
散布直後の落水
漏水田での散布
かけ流し管理
薬剤成分が流亡すると十分な効果が得られません。
散布後は適切な湛水状態を維持しましょう。
原因③ SU抵抗性雑草が発生している
近年増加しているのがSU抵抗性雑草です。
代表的な雑草として
ホタルイ
オモダカ
コナギ
ミズアオイ
などがあります。
以前は効いていた薬剤でも抵抗性雑草には十分な効果が得られない場合があります。
原因④ 後発雑草が発生した
近年は高温や異常気象の影響もあり、除草剤の効果期間後に雑草が発生することがあります。
特に
ノビエ
ホタルイ
オモダカ
などは発生期間が長いため注意が必要です。
必要に応じて中後期除草剤による追加防除を検討しましょう。
原因⑤ 散布ムラがあった
薬剤が均一に散布されていない場合、その部分だけ雑草が発生することがあります。
特に
田面の凹凸
散布機の不具合
強風時の散布
などは散布ムラの原因になります。
散布後に雑草の発生位置が偏っている場合は散布ムラの可能性があります。
雑草が残った場合の対処法
圃場を早めに確認する
雑草が小さいうちであれば防除しやすくなります。
中後期除草剤を活用する
取りこぼした雑草には中後期除草剤が有効です。
ノビエやホタルイ、オモダカなどの発生状況を確認しながら適切な薬剤を選択しましょう。
翌年の対策を考える
発生した雑草の種類を記録しておくと翌年の薬剤選択に役立ちます。
取りこぼし対策におすすめの除草剤
クリンチャーバスME液剤
ノビエだけでなくホタルイやオモダカなどにも効果を発揮する中後期除草剤です。
クリンチャーバスME液剤 500ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア
バサグラン液剤
広葉雑草や多年生雑草対策として広く利用されています。
バサグラン液剤 500ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア
クリンチャーEW
ノビエ防除の定番剤として活躍しています。
クリンチャーEW 100ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア
使用前には必ず最新の登録内容をご確認ください。
雑草を残さないためのポイント
適期散布を徹底する
水管理を適切に行う
圃場巡回を継続する
SU抵抗性雑草に注意する
必要に応じて追加防除を行う
これらを意識することで雑草発生を大きく減らすことができます。
まとめ
一発処理除草剤で雑草が残る原因は薬剤だけではありません。
散布時期、水管理、抵抗性雑草、後発雑草など様々な要因が関係しています。
雑草が残った場合は原因を確認し、適切な追加防除を行うことが重要です。
アグリッジでは、水稲用除草剤や農業資材を多数取り扱っています。雑草対策でお困りの方はお気軽にご相談ください。
