2026/06/14 00:00

近年、水田で問題となっているのが「SU抵抗性雑草」です。

  • 一発処理除草剤を使ったのに雑草が残る

  • ホタルイやオモダカが年々増えている

  • 以前は効いていた除草剤が効かなくなった

このような症状が見られる場合、SU抵抗性雑草が発生している可能性があります。

今回はSU抵抗性雑草の特徴や発生する理由、効果的な対策について解説します。


SU抵抗性雑草とは?

SUとは「スルホニルウレア系除草剤」のことです。

多くの一発処理除草剤に含まれている成分で、水田雑草に高い効果を発揮します。

しかし長年同じ系統の除草剤を使用し続けることで、一部の雑草が薬剤に耐性を持つようになります。

これが「SU抵抗性雑草」です。


SU抵抗性雑草が問題になる理由

除草剤が効きにくい

通常であれば枯れるはずの雑草が生き残ります。

その結果、圃場内で急速に増殖することがあります。

発生面積が拡大する

生き残った雑草が種子を残し、翌年以降さらに発生が増加します。

防除コストが増える

追加の除草剤散布が必要になり、労力やコストが増加します。


SU抵抗性が確認されている代表的な雑草

ホタルイ

全国的にSU抵抗性個体が確認されています。

現在最も問題となっている雑草の一つです。

オモダカ

多年生雑草であり、防除が難しい雑草として知られています。

コナギ

かつては防除しやすい雑草でしたが、抵抗性個体の発生が報告されています。

ミズアオイ

地域によっては防除が難しくなっています。


なぜSU抵抗性雑草が増えているのか

同じ除草剤を使い続けている

最も大きな原因です。

毎年同じ成分を使用することで抵抗性雑草が選抜されていきます。

一発処理剤への依存

一発処理剤は便利ですが、それだけに頼ると抵抗性雑草が増えやすくなります。

雑草の取りこぼし

防除しきれなかった雑草が種子を残すことで、翌年以降も発生します。


SU抵抗性雑草への対策

作用性の異なる除草剤を使用する

異なる成分の除草剤を組み合わせることが重要です。

毎年同じ薬剤だけを使わないようにしましょう。

中後期除草剤を活用する

取りこぼした雑草には中後期除草剤が有効です。

発生初期であれば高い効果が期待できます。

圃場巡回を徹底する

除草剤散布後も定期的な見回りを行いましょう。

早期発見が被害拡大を防ぐポイントです。


SU抵抗性雑草対策におすすめの除草剤

クリンチャーバスME液剤

ノビエだけでなくホタルイやオモダカなどの広葉雑草・多年生雑草にも効果があります。

一発処理剤の取りこぼし対策として広く利用されています。

クリンチャーバスME液剤 500ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア

バサグラン液剤

SU剤とは異なる作用機構を持ち、抵抗性雑草対策として活用されています。

バサグラン液剤 500ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア

各種中後期除草剤

発生状況に応じて適切な薬剤を選択することが重要です。

使用前には必ず最新の登録内容をご確認ください。


SU抵抗性雑草を増やさないために

  • 同じ除草剤を連用しない

  • 圃場を定期的に見回る

  • 取りこぼし雑草を放置しない

  • 中後期除草剤を活用する

  • 発生初期に防除する

日頃の管理が将来の雑草発生を大きく左右します。


まとめ

SU抵抗性雑草は全国の水田で増加している問題です。

ホタルイやオモダカ、コナギなどが代表的で、一度増えると防除が難しくなります。

同じ除草剤への依存を避け、適切な薬剤選択と圃場管理によって雑草の少ない水田を維持しましょう。

アグリッジでは、水稲用除草剤や農業資材を多数取り扱っています。雑草対策でお困りの方はお気軽にご相談ください。