2026/06/10 00:00

水田で最も発生が多く、農家を悩ませる雑草のひとつが「ノビエ」です。

ノビエは稲と同じイネ科植物のため、発生初期は見分けがつきにくく、気付いた頃には大きく成長しているケースも少なくありません。

今回はノビエの見分け方と効果的な防除方法について解説します。


ノビエとは?

ノビエはヒエ類の総称で、水田に発生する代表的な一年生雑草です。

生育速度が非常に早く、稲よりも先に養分や日光を吸収するため、放置すると大幅な減収につながることがあります。

特に近年は気温上昇の影響もあり、発生量が増加する傾向にあります。


ノビエが問題になる理由

生育スピードが早い

ノビエは発芽後の成長が早く、短期間で大きくなります。

養分を奪う

稲が必要とする肥料成分を吸収し、生育を阻害します。

収穫作業に影響する

大きくなったノビエはコンバイン作業の効率を低下させる場合があります。


ノビエの見分け方

① 葉の付け根に毛がない

稲には葉の付け根付近に細かい毛がありますが、ノビエにはほとんどありません。

② 葉色が濃い

ノビエは稲より濃い緑色をしていることが多いです。

③ 生育が早い

同じ時期に発生した場合でも、ノビエの方が草丈が高くなる傾向があります。

④ 葉耳がない

稲には葉耳がありますが、ノビエにはありません。

慣れると圃場を見ただけで判別できるようになります。


ノビエ防除のポイント

一発処理除草剤を適期散布する

ノビエ防除の基本は初期除草です。

移植後の適期に一発処理除草剤を散布することで、多くのノビエを防除できます。


圃場を定期的に巡回する

除草剤散布後も定期的な確認が重要です。

特に大雨や漏水が発生した圃場では薬剤効果が低下する場合があります。


発生後は中後期除草剤で対応する

取りこぼしたノビエには中後期除草剤が有効です。

ノビエは葉齢が進むほど防除が難しくなるため、早めの対応が重要です。


ノビエ対策におすすめの除草剤

クリンチャーバスME液剤

ノビエと広葉雑草を同時に防除できる人気の中後期除草剤です。

クリンチャーバスME液剤 500ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア


クリンチャーEW

ノビエ専用の茎葉処理剤として広く利用されています。

クリンチャーEW 100ml 1本 | アグリッジ|水稲農薬専門ストア


ノビエ防除で失敗しないコツ

  • 発生初期を逃さない

  • 定期的に圃場を見回る

  • 水管理を適切に行う

  • 除草剤を適期に散布する

  • 大きくなる前に防除する

これらを徹底することで、ノビエによる被害を大幅に軽減できます。


まとめ

ノビエは水田で最も問題となる雑草のひとつです。

稲とよく似ているため見分けが難しいですが、葉の付け根の毛や葉耳の有無を確認することで判別できます。

発生初期の防除が最も効果的ですので、定期的な圃場巡回と適切な除草剤散布を心掛けましょう。

アグリッジでは、水稲用除草剤を多数取り扱っています。ノビエ対策でお困りの方はお気軽にご相談ください。